宇都宮市(栃木) 男抱山(338m) 2022年1月23日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:28 駐車箇所−−6:33 林道終点−−6:36 250m鞍部−−6:45 300m鞍部−−6:52 男抱山 7:29−−7:32 300m鞍部−−7:36 250m鞍部−−7:37 林道終点−−7:41 駐車箇所

場所栃木県宇都宮市
年月日2022年1月23日 日帰り
天候
山行種類ほぼ一般登山(別ルートなら完全に一般登山)
交通手段マイカー
駐車場林道脇に駐車
登山道の有無ごく一部を除きあり(別ルートなら全線あり)
籔の有無ほぼ無し
危険個所の有無山頂付近は岩場だがさほど危険はない
山頂の展望360度の大展望
GPSトラックログ
(GPX形式)
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コメント地形図記載ではなく日本山名事典の山なので登山道は期待していなかったが、半蔵山とを繋ぐ主稜線上に登山道があった。山頂の展望も予想に反して大展望で初日の出で賑わいそうな山だった




林道脇に駐車 林道終点から獣道で上へ
僅かに登って廃林道に遭遇。右斜めに上がる 250m鞍部直下の巡視路標識。十字路あり
十字路を南へ 300m鞍部の案内標識。登ってきたのは半蔵山方面
鞍部から南に下る道 西ピークが富士山、東ピークが男抱山
男抱山への道 岩場登場だが岩場を直進
ヤバそうなところは北に迂回路あり 北斜面を上がっていく
山頂直下。ロープは使わず簡単に登れる 男抱山山頂。岩場で360度の大展望
男抱山山頂からの360度パノラマ展望写真(クリックで拡大)
帰りの250m鞍部直下の十字路 十字路から西に下る道(廃林道入口)
廃林道から往路の林道へ乗り移る 往路の林道。枝のはみ出しが多い
大きな岩屋。人工的に見えるがたぶん自然のもの 駐車箇所


・男抱山は地形図記載ではなく日本山名事典記載の山。半蔵山の南方に位置する双耳峰で338m標高点が記載された東側のピークを山頂としている。地形図によると男抱山北側の250m鞍部へ東側から実線が描かれているが、西側からも250m鞍部付近まで実線が描かれている。半蔵山の次に登る都合上、車でのアプローチが近い西側から登ることにした。

・舗装された車道を離れて東に向かうダートの道に入る。水田地帯はまだマシな路面状況だったが植林帯に入ると徐々に怪しくなり始め、横から枝がはみ出すようになって車を諦めて歩きに切り替えた。まだ周囲は暗くライトを点けて出発だ。

・駐車した箇所より先の林道は枝がはみ出しているものの路面状況は悪くなく、最近でも車の出入りがあるようだ。「罠に注意」の標識が出ているので猟の関係者かもしれない。

・地形図の林道終点で本当に林道は終わっていたので、その先に延びる明瞭な獣道を僅かに上がると地形図に記載されていない廃林道が登場。右斜めに上がっておりうまくいけば250m鞍部に出られそうだ。そして予想通り廃林道は250m鞍部で終わっており、登ってきた廃林道を指して送電線巡視路標識があった。なお、現地で250m鞍部と思った場所は帰宅後のGPS軌跡では250m鞍部西側直下であったが、今思い返しても鞍部としか思えない。

・予想外に250m鞍部の尾根上には明瞭な道があった。男抱山に通じる道か確信は持てないが、方向は間違いっていないので右(南)に進む。最初は尾根東側は立木は無く開けているが草藪の平坦地で廃林道のような感じだったが、やがて全体が植林に覆われるようになる。

・道は尾根を外れるが進行方向は南のままなのでそのまま辿っていくと明瞭な鞍部に突き上げ、そこには色々な標識が付けられていた。鞍部の反対側に降りる道には「中央道」の案内が、私が登ってきた方向は「半蔵山、羽黒山」で、鞍部から西のピークは「富士山」、東のピークが「男抱山」だった。男抱山の位置は地形図と同じで安心した。もちろん男抱山方向に進む。

・この先の尾根上は少々岩っぽくなり、左に迂回するルートが見えるがよほど危険が無い限りは尾根上の岩を進んだ。背の高い一枚岩は無く、傾斜は適度で手掛かり足掛かりには困らないのであった。各所に北側に迂回する踏跡がある。

・最後は岩を北側から回り込んでよじ登ると男抱山山頂であった。完全に岩の上で立木は皆無で予想外の360度の大展望だった。まだ7時前なのに先客が2名いたのにはびっくり。当たり前だが地元の人であった。昨年から山に登り始めたばかりで、当面は栃木百名山を目指しているとのこと。1年位だと山にも慣れて、しかも残りの山はたくさんあるのでまだまだ楽しめるだろう。西にはちょうど皇海山と袈裟丸山が見えていて、どちらもほぼ真っ白であった。どちらの山もシラビソに覆われているので、その枝に雪が乗った状態でないと真っ白に見えないので、昨日降雪があったようだ。残念ながら近くの山が邪魔をして皇海山以北の足尾山塊、奥日光の山々は見ることができず、次に山から出てくるのは高原山であった。南東の方向には筑波山から続く山並みで、その右にあるはずの丹沢や奥多摩方面は雲が多く全く見えなかった。空気の透明度がいい日ならばおそらくスカイツリーもみえるだろうが今日は見えなかった。

・展望が良かったこと、地元登山者がいたこともあり40分程度山頂に滞在して下山開始。下山は往路を戻った。

・半蔵山からの下りで車の異音に気付いたのを下山中に思い出し、車に到着したら車底面を覗いて枝が引っかかっていたりオイル漏れが無いかを確認したが異常なしだった。そのまま車に乗り込んで運転したが、舗装道路に出て振動が無くなると軽い異音が感じられた。振動等は無く車の操作性にも変化は感じられなかったのでしばらくそのまま走行したが、やはり異音は確実に存在すると確信できるほどのレベルだったので、国道脇のスペースに停車して改めて車の後方に何か異常が無いか確認したところ、左後方のタイヤがパンクしているではないか! 車軸のベアリング等の駆動系かと心配したが、考えてみればタイヤの方が圧倒的にトラブルの原因になりやすい。

・少しの間駐車しても問題なさそうな別の場所に移動して応急処置。昔の車はテンポラリタイヤがあったが今どきの車は軽量化(高燃費化)のためそんなものはなく、パンクの応急修理材と電動ポンプが積まれている。かなり前に三重県内でパンクした時に出番があったが、まさかまた使うことになるとは。

・ただし、タイヤの破損状況によっては使えないことがある。例えばサイドの亀裂など大きな傷だ。私の場合、林道で岩に擦って横面に傷が付くことは大いにあり得るので確認したが横面に傷は無く一安心。では何が原因かと思ったらトレッド面に木ネジが頭まで刺さっているのを発見! これなら修理材で応急処理が可能であろう。

・修理材の取説を先に読めばよかったのだが、その前に木ネジを引き抜いてしまった。取説には刺さった物は取り除かないで作業しろとの指示があった。その方が空気漏れする確率が低いそうだ(異物が傷を塞いでくれるので)。

・タイヤの空気を完全に抜いてから応急修理キットの補修液(液体ゴム糊のようなもの)を全部注入し、指定の空気圧までタイヤに空気を入れ、すぐにそのまま数kmか5分程度車を運転してタイヤ内に液を行きわたらせてから空気圧を測定し、ほとんど抜けていなければ応急処置はOKとなる。幸い、私の場合は空気漏れはなく、念のためその後1時間経過して測定しても空気漏れは無かったので、そのまま自宅まで戻ることができた。ちなみに5時間運転しても空気漏れは無かった。小さな傷なら十分に対応可能なようで大助かりだった。

 

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